白馬ヨガリトリートを振り返って

先月9月にスタジオ主催のヨガリトリートを初開催しました!リトリートを開催する大きな目的の一つは、ヨガをよりご自身のライフスタイルに取り入れて頂きたいという想い。一般的に「ヨガ」というと皆様は「アーサナ」を意味して話している事が多いです。でも「ヨガ」は他にもたくさんの要素があり、呼吸法、瞑想、哲学など、奥が深いです。

 

ヨガはフィジカルな運動だと思われがちです。「アーサナ」という言葉はあまり知られておらず、普段からヨガを練習している方でもこの言葉を認識していない人も少なくありません。アーサナはサンスクリット語で正式には「座」という意味。多分「ヨガのポーズ」と思われている方は多いかも?それも間違ってはいないですが、元々は座る姿勢で瞑想に入るという目的で使われておりました。時代が変わり、今では数えきれないほどのアーサナがあります。ただ、最終目的の座位は変わりません。

 

正式な言葉の意味もありますが、リトリートに参加した皆様にはライフスタイルとしてヨガを味わってほしいとの想いから、アーサナだけではなく、クリヤ、プラーナヤマ、瞑想などを行い、アユルヴェーダスイーツのブラウニー作りもしました。めっちゃ美味しかったわ!笑 初めてこのブラウニーを食べたインドを思い出しちゃいました。そして何より、「全力で楽しむ!!」を体現した日々でした。本当に楽しかった〜。

 

そもそも、上記の専門用語の意味は?

 

クリヤ

クリヤは浄化法を意味します。様々な浄化法を行う事で体内の老廃物を排出し、プラーナヤマや自分のエネルギーの流れを良くして、モクシャ(解放・自由)を得る。

 

シャットクリヤと言われる6つの浄化法がございます。言葉の通り、「シャット」は数字の六を意味し、「クリヤ」は浄化法を意味する。

  1. ネティ: 鼻うがい

  2. ダウティ: 胃までの上部消化管の浄化法

  3. ナウリ: 内蔵の浄化法

  4. バスティ: 下部消化管、特に直腸からS 状結腸の浄化法

  5. カパーラバティ: 頭蓋から肺までの浄化法

  6. トラタカ: 目の浄化法

 

ヨガリトリートと毎月行われるクリヤ浄化法のワークショップではネティ、ナウリ、カパーラバティとトラタカを行います。

 

プラーナヤマ

「プラナ」はエネルギー。「ヤマ」はコントロールする事。色んな種類の呼吸法がありますが、それはまた違うブログで説明します!今日注目したいのは「呼吸法」は「命」である事。

人間は・・・

40日間食べ物無しで生きていけます。

11日間睡眠無しで生きていけます。

3~4日間水分無しで生きていけます。

でも酸素無しでは数秒から数分(個人差はあり、肺活量によりますが)しか生きられません!

 

アーサナ

「アーサナ」の代わりに「ヨガ」という人が多いです。冒頭でも説明しましたが、アーサナは「座位」という意味を持ちます。歴史を振り返ると座位が唯一必要だったアーサナで、楽な瞑想姿勢とも言われておりました。昔のテキストには84種類のアーサナが描かれておりますが、今では様々なバリエーションも含め、1,000を超える数があるでしょう。中にはめちゃくちゃ長いサンスクリット語の名前もあります。例えば、パリヴリッタ・プラサリータ・パドッターナ・アーサナとか!

 

アーユルヴェーダ

サンスクリット語では「アユス」は「命」と言う意味で、「ヴェーダ」は「知識」と言う意味。アーユルヴェーダはインド大陸の伝統的医学であり、食事療法、薬草療法、運動、瞑想、呼吸法等の独自の生活習慣が推奨されます。人のウェルネスの観点からアーユルヴェーダとヨガは深い繋がりがあります。ドーシャは「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(地)」の3つの性質からなるとされ、このドーシャのバランスをその人にとっての最適の状態に整えることより、心と身体が健やかに保たれます。アーユルヴェーダはヴィーガンでは無いので、そこも併せて理解しておくと良いです!

 

これから

日本では、ヨガリトリートは比較的新しいコンセプト。有給休暇を取らないといった仕事環境、長時間労働は高い評価に繋がり、人生で寄り道をしたら落ちこぼれと認識される社会の中、私はそれをして横目で見られていた時期もありました。でも、少しづつ変わって来てます!変えて行きたいです!自分のセルフケアに時間やお金を使う時代です。自分のプライオリティを今後上げて行きましょう!2020年もヨガリトリートを企画中です。是非、HPチェックしてくださいね!

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