Yoga 101 「ヨガとは何か?」

Shad Darshana

インド哲学には6つの正統派のスクールがあり、総じてShad Darshanaと呼ばれます。

Shadはサンスクリット語で6、Darshanaは哲学という意味です。ヨガはそのうちの一つとして生まれ、発達してきました。

ーNYAYA / VAISHESHIKA

ーSAMKYA / YOGA

ーMIMMAMSA / VEDANTA

( *これらのワードはもともとサンスクリット語なので、書物によってスペルは違う可能性はあります。)

 

Yoga Sutra

ヨガの経典の一つにヨガスートラがあります。

ヨガスートラは紀元前5−3世紀に聖者パタンジャリによって記されたものです。

スートラとは糸と訳され、それぞれのスートラは節として端的に表現されています。

ヨガスートラは、4章195節で構成され、各章ごとのテーマに沿って各節が一つ一つヨガについての説明、実践方法、日常生活、目的、気をつけるべきこと、などが短く的確に記されています。この経典もサンスクリット語で記されています。現代では世界中の言語に翻訳され、ヨガを学ぶ人たちにはなくてはならないガイドブックのような存在です。

 

今回のYoga101でもとても有名な一節をご紹介する予定です。

 

Yoga is a Reminder

ヨガを始めたときの私は、何かよくなりたい、何か変わりたいと漠然と思っていました。

でも何をしたらいいのか/したいのかわからず、具体的な行動は何もできていませんでした。

 

ヨガを始めて、そして身体的な動きだけでなく哲学としてヨガを理解した時、

自分の中でヨガのポジションが違うものに変化していきました。

それはもやは趣味とか習い事ではなく、ライフスタイルとして自分の考えや行動、生活の様々な場面にふと感じるようになりました。

 

例えば、食事をする目的はなんでしょう。

お腹いっぱいになるため?舌を満足させるため?

ヨガに触れるようになって気づけた視点は、食事を通して、私はエネルギーを取っている、ということ。

シンプルで当たり前ですが、私の生活にその基本を思い返してくれるものがヨガでした。

 

上で紹介したDarshanaとは、「世界をどのように見ていくか」ということです。

それは心身が健康で、人間性に溢れ、生活をより楽しんでいく視点です。

 

Why Yoga 101?

Yoga101を通して、誰もがヨガプラクティスを自分らしく持つこと、

そして「ヨガの身体的な動きも、大きなサブジェクトの一部なんだ」と触れることのできる場を作りたいという思いから、開催を決めました。

 

現代社会に生きる私たちは全ての答えをすぐに欲しがります。

例えばヨガの教えをスマートフォンで検索するとすぐ見つかるでしょう、でもそれを読むだけで自分の知識にはなっていません。

初めて自転車に乗る時、乗り方の説明をきいただけで乗れたでしょうか?

何度も乗って時には転んで、自分の技術として身につけたと思います。

自転車の正しい扱い方を知り、練習を重ねたように、

ヨガもその意味と目的を知り、繰り返し行うことで効果を得ていきます。

 

ヨガからどんな効果を得られるのか?世間一般で期待されていることは多くありますし、皆さんもなんとなくイメージできるのではないでしょうか。

でも最終的に得られる効果は自分で経験して初めてわかるものです。答えはどこか他所にあるものではありません。

私もまだまだその道の途中です。

セルフケア、ライフスタイル、様々な角度からヨガの叡智を役立て欲しいと思っています。

 

12/8 (日)14:30-16:00

ワークショップでお会いできるのを楽しみにしています!

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